「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)に台鈴の李さんが迎えに来てくれた。昨日までの「台湾長征」サポート隊長の姿とは違って、今日は台鈴の社員という顔をしている。
ホテル前の松江路を渡り、台鈴の本社へ。
そこには「台湾往復縦断」1150キロを走った125ccスクーターのTEKKEN(鉄拳)が飾られていた。
あらためてTEKKENには「よく走ってくれたなあ」と声をかける。標高3275メートルの武嶺(武峠)越えのシーンがなつかしく思い出されてくる。
台鈴のみなさんと別れの挨拶をかわし、李さんに台北の松山空港まで送ってもらった。 松山空港のターミナルビル前では李さんと何度も握手をかわした。
いやー、お世話になりました!
出国手続きを終え、NH1186便に乗り込む。
全日空機は定刻通り13時45分、松山空港を飛び立った。飛行機の窓から食い入るように眼下の台北の町並みを眺めた。やがて飛行機は梅雨空の雲の上へ、そこは抜けるような青空。
「台湾往復縦断」が終ってしまった…。
(了)

台鈴本社に飾られていた「台湾往復縦断」のTEKKEN(鉄拳)

謝謝!!台湾

この鯉のぼりは販売店やライダーのみなさんに喜ばれた

台鈴の本社から見る台北の町並み

台鈴の李さんが松山空港まで送ってくれた

松山空港

「可口可楽(コカコーラ)」で台湾に乾杯!

全日空機で台北を離れる

飛行機から見下ろす台北の町並み

梅雨空の雲の上は抜けるような青空!
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基隆7時45分発の彰化行きの列車で台北へ。
八堵駅、汐止駅ではどっと通勤客が乗り込み、松山駅でかなりの人が降りた。台北駅ではゴソッと降りた。
台鉄(台湾鉄道)でのほんのわずかな旅だったが、今度は機会があったら鉄道で台湾を一周してみたい。台湾の新幹線にも乗ってみたーい!
台北駅からは地下鉄で行天宮駅へ。帰路は板南線→蘆州線というルートだ。
台北の地下鉄「MRT」は台北駅で交差する淡水線と板南線を中心にして文湖線や蘆州線などがあるが、台北市内のほとんどのところに地下鉄で行ける。地下鉄を乗り継いでの台北めぐりもおもしろい。
8時50分、行天宮駅に到着。駅近くの松江市場を歩く。野菜売場、肉売場、惣菜売場、雑貨売場…と、松江市場は朝からにぎわっていた。
松江市場を歩いたところですぐ近くの「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)に戻り、レストランでバイキングの朝食を食べた。

基隆駅から彰化行きの列車に乗る

列車は基隆の町を走り抜けていく

台北近郊の町並み

台北駅の地下通路

松江路に戻ってきた

松江市場を歩く

松江市場の野菜売場

松江市場の惣菜売場

松江市場の肉売場

「康華大飯店」の朝食
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2011年6月2日。「台湾往復縦断」の最後の日だ。
夜明けとともに起き、6時、「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)を出発。朝食までの時間を使って基隆まで行くのだ。
ホテルに隣りあった新しい地下鉄の駅、行天宮駅から蘆州線→淡水線で台北駅に行き、台鉄(台湾鉄道)の6時45分発基隆行きに乗った。車内はほぼ満員。地下駅の松山駅でかなりの乗客が降り、つづく南港駅でもかなりの乗客が降り、車内はいっぺんに空いた。
汐科駅で地上に出ると車窓には緑の濃い風景。鉄路に沿って基隆への幹線道路が通っている。汐止駅の駅前には高層住宅。そのすぐ後ろまで山が迫っている。七堵駅はかなり大きな駅。次の八堵駅では線路が分かれる。そこから基隆までは単線だ。
7時35分、普通列車は基隆駅に到着。台北駅から50分かかった。
基隆は高雄と並ぶ台湾の二大港湾都市。残念ながらすぐに台北に戻らなくてはならないので、駅前をすこし歩いただけで基隆駅に戻った。

地下鉄の車内

民権西路駅で淡水線に乗り換える

汐止駅

八堵駅

基隆駅前
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台鈴のみなさんとの夕食を終え、台鈴の本社前に戻ると夜の松江路をプラプラ歩いた。「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)に戻ると、2人のライダーが訪ねてきた。スズキのDR−Z400SMに乗る呉さんと、BMWのF650GSに乗る陳さん。
ホテルのティールームで2人と話したが、ぼくもDR−Z400Sに乗っているので呉さんとは「DR談義」で盛り上がった。呉さんのDRはモタードのSMだが、ぼくも「300日3000湯」の温泉めぐりで1万キロ以上乗っているので懐かしのバイクなのだ。
驚いたのは陳さん。
日本のオフロードバイク誌『バックオフ』の読者で、何とカソリが表紙になっている3冊を持ってきた。陳さんは『バックオフ』の休刊をとっても残念がっていた。
呉さんと陳さんの2人のライダーと話していると、日本と台湾の距離の近さを改めて感じさせてくれるのだった。
ところでこの日の新聞には興味深い記事がのっていた。世論調査の結果だ。その世論調査というのは「台湾人の好きな国」。
日本が50パーセント超でダントツの1位、2位で10パーセント台のアメリカを大きく引き離していた。
「台湾往復縦断」の最後の夜、台北のホテルでカソリ、
「日本はもっともっと台湾を大事にしなくてはいけない」
と心底、思った。
世界中のどこを探しても、台湾以上に日本が好き、日本人が好きだという国はない。
今回の「台湾往復縦断」では行く先々で大歓迎されたが、その理由のひとつはぼくが日本人だからだ。それほど台湾人は日本人に対して好意を持っている。

夜の松江路を歩く

スズキのDR−Z400SMに乗る呉さん

BMWのF650GSに乗る陳さん

陳さんは表紙がカソリの『バックオフ』を3冊持ってきた!
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台鈴の125ccスクーター、TEKKEN(鉄拳)での「台湾往復縦断」1150キロを走り終え、台鈴工業の本社前に到着すると、松江路と道をはさんで反対側にある「康華大飯店」(ゴールデン・チャイナ・ホテル)へ。部屋に荷物を入れ、すばやくシャワーを浴びて着替え、台鈴の本社前に戻る。
「台湾往復縦断」のサポートカーに乗り込み、「口碑海鮮」という店へ。下町の居酒屋といった店。そこで李さんら台鈴のみなさんと「台湾ビール」で乾杯。その瞬間、「台湾往復縦断」での様々なシーンが走馬灯のように頭の中を駆けめぐった。
みなさーん、ありがとう!
台湾ビールをガンガン飲みながらイカのリング、貝、焼きソバ、海鮮オムレツ、サラミ、炒青菜、豆腐鍋、肉鍋、厚揚げ、白身魚と次々に食べていった。
そんな「台湾往復縦断」の完走を祝う宴の席に、台鈴工業董事長(会長)の黄さんと総経理(社長)の藤さんが駆けつけてくれた。お2人からのねぎらいの言葉は身にしみてうれしかった。
お世話になりました!

台鈴のサポートカー

台鈴のみなさんと乾杯!

イカのリング

貝のあんかけ

焼きソバ

海鮮オムレツ

サラミ

炒青菜

豆腐鍋

肉鍋

厚揚げ

白身の魚のあんかけ
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台北市内のスズキの販売店、3軒の訪問を終えると、台北の中心街へ。蒋介石を記念した中正紀念堂前の自由広場で台鈴の125ccスクーター、TEKKEN(鉄拳)を停めた。
ここが「台湾往復縦断」のゴール。TEKKENは1150キロをノントラブルで走ってくれた。
瑠璃瓦と大理石の中正紀念堂は青と白のコントラストが鮮やか。高さは70メートルもある。89段の階段は89歳で死去した蒋介石の年齢と同数だ。ここには次々と観光バスがやってくる。
中正紀念堂を出発し、松江路の台鈴本社前へ。
ついに戻ってきた!
本社前でTEKKENを停めると、フロントフェンダーに、
「台湾長征! 1150km 2011・6・1 賀曽利隆」
と銀色のサインペンで書き込み、台鈴の李さんに返却した。TEKKENよ、ありがとう。ほんとうによく走ってくれた。
そのあと同行してくれた台鈴のみなさん1人1人とガッチリと握手をかわした。
「台湾往復縦断」が終った…。

台北の中心街に入っていく

中正紀念堂の自由広場に到着!

自由広場のゲート前で万歳!

台鈴の本社前に戻ってきた!

TEKKENに銀ペンでサインする
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新北のスズキの販売店「東明車業」を出発。台鈴の125ccスクーターTEKKEN(鉄拳)を走らせ、板橋駅前を通って台北市内に入っていく。
台北市内では3軒のスズキの販売店を訪問した。
最初の「蘭帝輪業」では社長夫妻の出迎えを受け、店内で果物や菓子をいただきながら歓談した。社長夫妻からは「高山茶」をプレゼントされた。
2番目のスズキの販売店には大勢のみなさんが集まっていた。大半が若者だ。台鈴の李さんからは抽選で鯉のぼりが贈られた。そのあとみなさんたちと「行くぞー!」のカソリポーズ。ここではTEKKEN(鉄拳)を買いに来た若者に頼まれ、銀のサインペンでフロントフェンダーに「生涯旅人! 賀曽利隆」のサインをしてあげた。彼が喜んでくれたことがすごくうれしい。
3番目のスズキの販売店は「易昌機車行」。ここにも大勢のみなさんがスクーターに乗って駆けつけてくれた。やはり抽選で鯉のぼりが贈られ、記念撮影のあと、みなさんたち1人1人と握手をかわした。「易昌機車行」を最後に台北市内のスズキの販売店めぐりを終えたが、台湾の若きライダーたちとの出会いは心に残った!

最初のスズキの販売店「蘭帝輪業」に到着

果物や菓子をいただく

社長夫妻からは「高山茶」のプレゼント

2番目のスズキの販売店の社長夫妻からは銘菓のプレゼント

みなさんたちと「行くぞー」のカソリポーズ

TEKKENを買った若者と2ショット

3番目のスズキの販売店「易昌機車行」に到着

社長からは台湾銘茶のプレゼント

店に集まった大勢のみなさんたちとの記念撮影
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新荘のスズキの販売店「金力盛車業行」を出発。ここからは2人のライダーが同行したいという。
「どうぞ、どうぞ!」
ということで台鈴のみなさん、2人のライダーと一緒に、次の目的地、新北に向かって走る。
その途中では天気が崩れ、ザーッと雨が降ってきた。
雨に慣れている台湾人ライダーのみなさんは次々にスクーターを路肩に停め、すばやく雨具を着て、何事もなかったかのようにまた雨の中を走り出す。さすがスクーター大国の台湾、雨にはまったく動じない。
ぼくもすばやく雨具を着たが、同行の2人のライダーのうち1人は雨具を着るそぶりもみせず、ビショビショに濡れたTシャツ1枚で走りつづける。
新北のスズキの販売店「東明車業」に到着。店内でマンゴーやライチなどの亜熱帯の果物をいただきながら社長夫妻と息子さんと話す。社長夫妻からは「KASORI」と彫り刻まれた皮製の腕輪をプレゼントされた。ありがとうございます!
このように行く先々のスズキの販売店で大歓迎されるカソリだった。

新荘からは2人のライダーが同行する

雨が降ってきた…

新北のスズキの販売店に到着

店内で果物をいただく

社長夫妻からは「KASORI」と彫り刻まれた腕輪のプレゼント
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三峡から台鈴の125ccスクーター、TEKKEN(鉄拳)を走らせ、台北近郊の新荘の町に入っていく。中心街にあるスズキの販売店「金力盛車業行」を訪問。店のアド・ネオンは「歓迎・鉄人賀曽利隆」を盛んに流している。
社長には大歓迎され、新荘の老舗店のアップルパイなどをゴソッといただいた。
社長には4人の息子がいるとのことで、そのうちの3人と一緒にバイク店を幅広くやっている。台湾ではどこでも感じることだが、家族の結びつきがきわめて強い。
3人の息子のうち2人は結婚していて奥さんともども来てくれた。そんな3人の息子さんたちと記念撮影だ。
店を離れるときは「みなさんに幸多かれ!」と祈りたくなるような気持ち。台湾の「家族愛」の強さには心打たれるものがある。

新荘の中心街

新荘のスズキの販売店を訪問

「歓迎・鉄人賀曽利隆」が流れている

販売店の社長からたくさんのお土産をいただく

販売店の3人の息子と奥さんたち
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台北郊外の町、三峡で昼食。李さんら台鈴のみなさんと海鮮料理の「帝一嶺饗庁」に入った。たっぷりと時間をかけて食事を楽しむのが台湾流。会話を楽しみながら食べ、出てくる料理を次々にたいらげていく。さすが食大国!
昼食の円卓に出てきたのは次のようなもの。
1、刺身と小魚の甘露煮、鶏肉の3点セット
2、活エビ(まだピクピク動いている)
3、カニ飯
4、鶏鍋
5、炒めたエビ、ホタテ、チンゲン菜
6、鶏肉の串揚げ
7、煮魚
8、魚介類とチンゲン菜のスープ
いやいやご馳走さま!
満ち足りた気分で三峡を出発。台鈴の125ccスクーター、TEKKEN(鉄拳)に乗ってゴールの台北に向かった。

三峡の海鮮料理店「帝一嶺饗庁」で昼食

刺身と小魚の甘露煮、鶏肉の3点セット

活エビ

山羊肉

カニ飯

鶏鍋

炒めたエビ、ホタテ、チンゲン菜

鶏の串揚げ

煮魚

魚介類とチンゲン菜のスープ
管理人のウラヤマコメント:カソリさんは前世で相当、功徳を積まれたに違いない。
ワタクシにも一皿持ってきて欲しいなぁ・・・。
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