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「広州→上海2200キロ」(1)

 2009年12月1日18時、神奈川県伊勢原市の自宅を出発。さー、「広州→上海2200キロ」の開始だ。

 伊勢原駅から小田急線→地下鉄千代田線→JR山手線と乗り継ぎ、西日暮里発20時06分の京成イブニングライナー59号に乗車。21時04分、成田に到着。京成成田駅前の「王将」で「ラーメン・ライス&ギョーザ」を食べ、JR成田駅前から専用バスで「成田ビューホテル」へ。ここが今晩の宿。高層ホテルの部屋の窓から成田の夜景を眺めながらカンビールを飲んだ。胸にジーンとくるものがあり、我が「中国旅40年」を振り返ってみるのだった。(当サイトの「中国旅40年」をご覧ください)

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標高5231mの峠越え(2009年のチベット横断)

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新疆ウイグル自治区に入る(2006年のシルクロード横断)

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中国最北端の地に立つ!(2004年の旧満州走破行)

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雪の大興安嶺山脈越え(2004年の旧満州走破行)
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「広州→上海2200キロ」(2)

 12月2日6時、「成田ビューホテル」の朝食を食べ、6時45分に出発。ホテルの専用バスで成田空港へ。そこでスズキのMさん、カメラマンのKさん、女性ライターのTさん、通訳の二村さんと落ち合った。

 二村さんは中国語ペラペラ。中国人以上に中国語に精通している。ぼくが初めて二村さんに会ったのは、1994年の道祖神のバイクツアー「賀曽利隆と走る!」の「タクラマカン砂漠一周」の時だった。タクラマカン砂漠での毎夜のキャンプでは、二村さんと中国の酒、「白酒」を何度飲み明かしたことか。2006年の「シルクロード横断」では出発点の天津からイスタンブールまでの全行程を同行してくれた。さらに2009年の「チベット横断」でも北京からカシュガルまでの全行程を同行してくれたのだ。

 日本航空のJL603便広州行きは、9時45分、成田空港を飛び立った。飛行機は東京湾の上空に出ると西へ。雲ひとつかかっていない富士山がよく見えた。

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「成田ビューホテル」の朝食

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「成田ビューホテル」を出発

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日本航空の広州行きに乗る

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東京湾を見下ろす

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富士山を一望!

「広州→上海2200キロ」(3)

 日航機は日本列島の上空を飛んでいく。富士山を過ぎると、南アルプスの連山がよく見える。名古屋上空では伊勢湾岸道の名港トリトンや木曽川の河口がよく見えた。大阪上空では大和川の河口からその南につづく埋立地の臨海工業地帯を見下ろした。まるで実物大の地図を見ているかのようだ。さらに瀬戸内海から関門海峡、福岡、平戸島、五島列島の上空を飛んでいく。日本の空は抜けるような青さだった。

 ところが長江(揚子江)河口を通過し、中国大陸に入ったとたんに雲がたれこめ何も見えなくなる。広州に近づいたところで雲が切れたが、驚いたことに町は厚いスモッグで一面に覆われ、まるですっぽりと霧に覆われたかのようだった。中国の空は灰色一色。日本の空とのあまりの違いに驚かされた。こうして14時15分、広州の空港に着陸した。

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南アルプスの連山を見る

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名古屋上空

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大阪上空

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五島列島上空

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スモッグに覆われた広州を見下ろす

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まもなく広州の空港に着陸

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広州の空港に着陸

「広州→上海2200キロ」(4)

 12月2日14時15分、広州着。中国人スタッフの出迎えを受ける。宋さんと運転手の楊さん、張さんの3人。さっそく2台の車で「大長江」のある江門へ。ここが「広州→上海2200キロ」の出発点になるのだ。

 広州から高速道路を200キロほど走り江門に到着。人口410万人の大都市。江門の中心街を走り抜けたところにある「大長江」へ。「大長江」本社の応接室では王亜鵬さんと王寧さんの話を聞いた。

 王寧さんはスズキの豊川工場で3ヵ月の研修を受けたことのあるかわいらしい女性。西安外国語大学で日本語を学んだという。「大長江」の従業員は9000人。生産台数は300万台で世界でも最大級の二輪メーカー。明日、明後日と2日をかけて「大長江」の工場を見学させてもらうことになっている。日本から「大長江」宛てに送り出したスズキの125㏄スクーター、アドレス125で上海を目指すのだ。我々は王亜鵬さん、王寧さんに別れを告げ、江門の中心街にある「銀昌国際酒店」に泊まった。

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広州の国際空港

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広州の高速道路を行く

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江門の中心街

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「大長江」の本社

「広州→上海2200キロ」(5)

 我々は江門の「銀昌国際酒店」に泊まると、全員で夜の町をプラプラ歩く。建ち並ぶ金専門店の金の装飾品はまばゆいばかり。金持ち国、中国を印象づけるような光景だ。
 夕食は町中のレストランで。まずは中国製のビールで乾杯!
 ガチョウ、スペアリブ&レンコン入の鍋、鉄板焼牛肉、チンゲンサイ、ジャガイモ料理、サトイモ料理、豆腐料理、麺、炒飯と全部で9種類の料理。広東料理は味は薄め。これからの毎日は中国食の食べ歩き。それが楽しみだ。

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江門の「銀昌国際酒店」

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金専門店の装飾品

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レストランは大盛況

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ガチョウの肉料理

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スペアリブの鍋料理

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何種もの野菜料理が出る

「広州→上海2200キロ」(6)

 江門の中心街のレストランで夕食を食べ終わると、我々はさらに夜の町を歩いた。目抜き通りの店々のウインドウショッピングを楽しんだあとは裏通りを歩き、裏通り沿いにある市場に入った。煌々と明かりの灯る夜市では、色とりどりの野菜や果物がきれいに並べられていた。そこで熟柿を発見。ぼくの大好物だ。さっそく何個か買い、その場で2、3個、ペロペロッと食べた。

「いや~、うまい」。
 甘味たっぷりの熟柿はほんとうにうまかった。柿は中国でも「カキ」だった。

 江門の市場で熟柿を食べた瞬間、1990年の「世界一周」で立ち寄ったパキスタンのカラチの市場での光景が目に浮かんだ。市場内を柿を満載にした荷車が行き、柿売りの少年は大きな声で「カキー、カキー」と声を張り上げていた。パキスタンでも柿はカキ。ここでも熟柿が売られていたのだが、その場で4、5個、たてつづけに食べた。

 パリの市場でみかけた柿もカキだった。
「柿」は世界共通語になっているようだ。
 こうして夜の江門の町歩きを終えると我々の宿、「銀昌国際酒店」に戻るのだった。

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江門の夜景

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江門の市場

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江門の市場で売られている柿

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「銀昌国際酒店」に戻ってきた

「広州→上海2200キロ」(7)

 12月3日。夜明けとともに起き、江門の中心街にあるホテル「銀昌国際酒店」を出発。江門の町を歩く。

 ホテル前の大通りは、この時間からけっこうな交通量。スクーターが目につく。バスも走っている。幅の広い歩道にはスクーターの駐車レーンがある。さすが「大長江」の地元の江門だけのことはある。

 ホテルのすぐ近くには「マクドナルド」があるが、24時間営業で、中をのぞくと早朝からにぎわっていた。

 高層ビルの谷間の東湖公園を歩く。広い公園の一角では大勢の人たちが集まって太極拳をしていた。別な場所では中国版のラジオ体操をしていた。

 1時間ほどかけて江門を歩くと「銀昌国際酒店」に戻り、ホテルのレストランで炒飯と焼きそば、揚げ豆腐、青菜の朝食を食べるのだった。

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「銀昌国際酒店」を出発。江門の町歩き開始

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「銀昌国際酒店」前の大通り

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スクーターの駐車レーン

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24時間営業の「マクドナルド」

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東湖公園でラジオ体操をする人たち

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「銀昌国際酒店」の朝食

「広州→上海2200キロ」(8)

 8時、「銀昌国際酒店」を出発。我々は車で「大長江」へと向かう。

「大長江」に到着すると、昨日の王さんと女性の王(小王・ショーワン)さんの案内で第1工場のエンジンの組み立てラインを見せてもらった。そのあとマイクロバスに乗って第2工場へ。ここではスズキの「レッツ4」の組み立てが行なわれていた。検査ラインでは完成した「レッツ4」1台、1台の厳しい検査が行なわれ、そのあと走行試験がおこなわれた。絶対に不良品は出さないという「大長江」の姿勢が強く感じられた。

 一通り工場を見せてもらったあとは本社内のゲストハウスのレストランで昼食。スープに始まり、餃子、豚のモツ、サラダ、エビ料理、海鮮料理、白身の魚、豆腐料理、青菜の炒めもの、野菜料理…とつづき、最後は果物のデザート。たっぷりと時間をかけての昼食。昼食を食べながらの「大長江」のみなさんとの話が楽しかった。

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「大長江」の本社

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「大長江」のエンジン組み立てライン

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次々と生まれていく完成車

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「大長江」のゲストハウスでの昼食

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全部で10種以上もの料理が出た!

「広州→上海2200キロ」(9)

「大長江」のゲストハウスで昼食をいただいたあとは、日本から送り出した「広州→上海」を走るアドレスV125Gとのうれしい対面だ。木箱の梱包を解き、さっそく「大長江」の敷地内を走りまわった。

 アドレスの軽快なエンジン音が響き渡る。
「やったね!」。

 携行用のナンバープレートをアドレスV125Gのテールボックスの中に入れておく。「臨時入境」と書かれているが、期間限定、走行ルート限定のもので、中国では国際登録ナンバーは通用しない。

 このナンバープレートと通行証、運転免許証が、「広州→上海」を走るための3点セットになる。
 通行許可証には所有者名、二輪車、メーカー名、積載量の制限、乗車定員の制限、許可された走行ルートが書かれている。

 運転免許証(写真)は中国国内のもの。中国はジュネーブ条約の加盟国ではないので、国際免許証は通用しない。そこで中国の免許証を取らなくてはならないのだが、これはバイクでの走行を許可された日数内の期間限定の免許証だ。表面には写真が貼られ、名前と性別、国籍、有効期間などが書かれている。裏面には中国語と英語で中国内での走行の注意点、たとえばポリスチェックの時は止まるようにといったことが書かれている。

 広大な「大長江」の敷地内を走ったあとは、本社前のゲートを出て江門の町へ。江門の中心街をひとまわりすると、また、「大長江」の本社前に戻って来るのだった。

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この中にアドレスが入っている

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うれしいアドレスとの対面!

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さっそく「大長江」内を走る

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「大長江」の本社で

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これが運転免許証

「広州→上海2200キロ」(10)

 夕食は「大長江」近くのレストランで。王さんと小王さんがすべてを用意してくれた。ここでもスープに始まり、エビピラフ、カニやイカのあんかけ、小魚のフライ、貝料理、ホタテ、海鮮鍋など海鮮料理を中心にして10皿以上の料理が出た。円卓を囲んでみんなで食べるのだが、広東料理のおいしさもあって話がはずんだ。

 王さんはテニスが大好き。テニスのインストラクターをしたこともあるカメラマンの高橋さんとはすっかり意気投合して、テニス談義に花を咲かせている。小王の王寧さんは、スズキの豊川工場での研修時代をなつかしそうに話してくれた。西安外国語大学で学んだという日本語はとっても上手だ。

 夕食会が終わると、王さん、小王さんに見送られて「銀昌国際酒店」に戻った。

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この円卓を囲んでの夕食

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エビピラフ

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カニやイカのあんかけ

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小魚のフライ

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ホタテ

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