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  02 ,2018

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。 20歳でのアフリカ一周から、60歳還暦での「300日3000湯」ツアーまで、そしてその先へ・・・。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。


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Author: 賀曽利隆
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Category: カソリ本「一章瓶」

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六大陸周遊1973-74 [完全版] 014
オーストラリアへ

 ひと晩、海辺で野宿。
 翌朝は夜明け前に起き、町の中心にあるTAT(トランスポルト・アエロス・デ・ティモール)のオフィスまで歩いていく。TATに着くと、その前で、人が来るのを待った。ここからうまくオーストラリアに渡れることができるだろうか。
 7時過ぎになって中国人の職員がやってきた。すると、なんともうまい具合に、オーストラリア北部のダーウィン行きのTAA(トランス・オーストラリア・エアーライン)機が、9時45分に出発するという。ところが、TAA機が飛ぶのはディリ空港ではなく、200キロほど離れたバオカオ空港だという。
 それにもかかわらず、中国人の職員は、
「大丈夫、ダーウィンへの飛行機には乗れますよ」
 という。
 ぼくたちはジープでディリ空港に連れていかれ、そこでバオカオ空港行きの、10人乗りの小さなプロペラ機に乗り込んだ。飛行機は土煙を巻き上げてディリ空港を飛び立った。眼下にはポルトガル領のアトゥル島が見える。やがてインドネシアのウェタール島が見えてくる。そしてバオカオ空港に着陸した。
 ぼくたちはすぐさまダーウィン行きのTAA機に乗り換えた。9時45分、20人ほどの乗客をのせて、TAAのジェット機は定刻どおりにバオカオ空港を飛び立った。
 飛行機はティモール島の上空を飛んでいる。眼下には幾重にも重なり合った山々。じきに海岸線が見えてくる。ティモール島の南は、はてしなく広がるティモール海だ。もう島影はまったく見えなかった。

テーマ : ツーリング    ジャンル : 車・バイク

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