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世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。 20歳でのアフリカ一周から、60歳還暦での「300日3000湯」ツアーまで、そしてその先へ・・・。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。


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Category: 広州→上海2009

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「広州→上海2200キロ」(14)
 12月7日。夜明けとともに同安の町歩きを開始。孔子廟の前では市民が集まって体操をしていた。きれいに掃き清められた道を歩いていく。高層ビルが何棟も建設中。裏町を歩くと、野菜や豚肉を売る店が何軒も並んでいた。

 町歩きを終えて「同安賓館」に戻る。二村さん、宋さん、揚さんと一緒にホテルの朝食を食べ、8時に出発。広州からずっとつづく国道324号を行く。

 泉州の手前の南安は石都で知られ、花崗岩や大理石の石材工場が並ぶ。
 南安には全長2キロの歴史的な石橋、安平橋がある。1138年につくられたという安平橋を途中まで歩いた。

 泉州には「中国四大橋」のひとつの洛陽橋がある。1059年に完成した石橋で、バイクでの通行は可。中国の国宝橋をアドレスV125Gで走って往復し、また戻ってきた。日本でいえば錦帯橋をバイクで往復したようなものだ。

 泉州を過ぎたところで昼食。国道沿いの食堂でタイ、タコ、キスなどの海鮮料理と牛タンを食べた。

 16時30分、福州に到着。ここは福建省の省都。国道324号は福州が起点で広州、南寧を経由し、雲南省の昆明が終点になる。全長2600キロの国道だ。

 福州からは国道104号を行く。この国道104号は北京が起点で杭州を通り、福州が終点になる。全長2450キロ。国道324号にしても国道104号にしても、日本では想像もできないような長さだ。

 ここで問題が発生。福州を流れるビン江にかかる国道104号の橋をバイクでは渡れないことがわかった。渡船にバイクを乗せて対岸に渡るしかない。渡船の最終便は17時だとのことで、何度も道を聞いて渡船乗り場に急いだ。

 間一髪で最終便に乗れたのだが、それというのも中国語を完璧に話す通訳の二村さんと、宋さん、揚さんの中国人コンビのおかげ。といっても宋さん、揚さんは中国本土からははるかに遠い新疆ウイグル自治区のウルムチの人なのだが。サポートカーはすぐに発車し、橋を渡って対岸まで行く。そこでぼくを待ってくれるのだ。

 無事にビン江を渡り、車と合流し、その夜は福州郊外の連江で泊まった。夕食はホテル近くの屋台で。エビ、イカ、アサリの海鮮料理と青菜、豚の腸を食べた。

 その夜は地獄の苦しみ。「中国風邪」にやられたのだ。何しろ空気が悪い、というよりも悪すぎる。広州からずっとスモッグの連続で、バンダナで口を覆ってマスクがわりにしてアドレスで走ったが、のどの痛みにはずっと泣かされていた。

 夜中頃から熱が出始め、頭痛、鼻水、そのあとの鼻づまり。苦しくて寝られない。それでも夜明け近くにウトウトしたが、そのわずかな眠りで体は大分、楽になった。眠りの効果は偉大だ。寝ることによって人間の体はリセットされる。
(同安→連江 301キロ)

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同安の裏町の肉店

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同安を出発

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南安の安平橋を歩く

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泉州の洛陽橋をアドレスで渡る

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国道324号を行く。福州まであと175キロ

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昼食で食べたタイ

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福州のビン江の渡船乗り場

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最終便の渡船が到着

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連江の屋台で夕食

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