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  08 ,2019

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。 20歳でのアフリカ一周から、60歳還暦での「300日3000湯」ツアーまで、そしてその先へ・・・。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。


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Category: 鵜ノ子岬→尻屋崎2012~2018

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「鵜ノ子岬→尻屋崎2012~2018」(13)
■2013年3月9日(土)晴「伊勢原→白米鉱泉」357キロ(その2)

 3月9日12時、東北太平洋岸最南端の鵜ノ子岬を出発。国道6号に出ると、JR常磐線の勿来駅前でスズキの250ccバイク、ビッグボーイを止める。駅前には「八幡太郎義家」で知られる源義家の像が建っている。
 勿来駅前の「朝日屋食堂」で昼食にする。ぼくは駅前食堂が大好きなのだ。
「朝日屋食堂」は駅前旅館の「朝日屋旅館」に隣りあっている。
 ここでは豚汁定食(850円)を食べた。大きな丼に入った豚汁はボリューム満点。それとタコの刺身を追加で注文したが、歯ごたえのある新鮮なタコの食感がたまらない。
 駅前食堂での昼食に満足したところで、いわき市の「林道走破行」の第1弾目を開始する。まずは「いわき勿来編」だ。
 福島県の太平洋側は「浜通り」と言われている。阿武隈川流域の中通りに対しての浜通りになるのだが、このエリアは一年を通してバイクで走れる。「東北の湘南」と言われるほど気候は温暖で、雪はほとんど降らない。とくに浜通り南部のいわき市は雪の降らないところとして知られている。このいわき市は知られざる「林道天国」なのだ。それこそ数えきれないほどの林道が網の目状に延びているし、おまけに通行止めなどのうるさい規制はほとんどなく、自由自在に走れるのが何ともいい。
 JR常磐線の勿来駅前から国道6号→国道289号で常磐道のいわき勿来ICの前を通り、四時川にかかる四時大橋を渡ったところで国道を左折し川部へ。ここから「いわき勿来編」の林道群を走りはじめる。
 第1本目の目兼横川林道の入口は川部近くの蛭田川にかかる山王橋。ここまでは常磐道のいわき勿来ICから5キロほどでしかない。山王橋の手前を右折し、0・8キロ走ると待望の目兼横川林道のダートに突入。路面は整備されていて走りやすい。最初の分岐は左へ、次は右へ、その次も右へ。ダート突入から3・6キロ地点の分岐を右に行くと、5・3キロ地点で切通しになった峠に到達だ。夏に走った時はここでウリ坊に出会った。ヨチヨチ歩きのウリ坊のかわいらしい姿が目に浮かんでくる。
 仏具山南側の峠を越え、ゆるやかな峠道を下っていく。仏具山林道との分岐点を過ぎ、弥太郎林道との分岐のT字路を右折すると横山だ。まずは第1本目の林道、ダート7・6キロの目兼横山林道を走った。
 この横山が「いわき勿来編」の林道の拠点になっている。四時川の川岸には東北電力の小さな発電所がある。それに隣合って家が一軒ある。以前は店屋をやっていた。このエリアの林道を走る時は必ずここでバイクを止め、パンを買って食べ、店のオバチャンと話したものだ。その店が今はない。それが寂しい。
 横川から第2本目の弥太郎林道を行く。0・6キロ地点でダートに突入。そこから0・1キロ地点の目兼横川林道との分岐点を直進し、渓流に沿って走る。ビッグボーイでの快適なダートラン。ダート突入地点から3・0キロ地点で藤ノ木沢林道との分岐点に出る。ここまでは幅広の走りやすい林道。路面もよく整備されている。
 藤ノ木沢林道との分岐点を過ぎると道幅は狭くなり、路面も若干、荒れてくる。以前はこの分岐から先は大荒れだった。大粒の石がゴロゴロし、路面には深い亀裂が何本もできていた。それも今は昔。福島・茨城県境の峠を目指して上っていく。
 福島・茨城県境の峠に到達。茨城県側に入ると熊ノ倉林道になる。峠から0・2キロ下ると舗装路に出る。花園渓谷沿いに走る県道27号だ。
 第2本目の弥太郎・熊ノ倉林道はダート6・6キロ。ここまでの連続ダート距離は14・2キロになった。
 県道27号に出たところで折り返し、3・3キロのダートを走り、藤ノ木沢林道との分岐まで戻る。そこには木の鳥居が立ち、階段を登ったところには山神をまつる祠がある。大山祇神社だ。この一帯の杉林は見事。きれいに枝打ちされた杉は空に向かって真っ直ぐに伸びている。雪国だとなかなかこうはいかない。この杉の美林ひとつを見ても、「いわき勿来」が雪の降らないところだということがよくわかる。
 大山祇神社前から藤ノ木沢林道に入っていく。0・8キロ地点で峠を越え、2・1キロ走ったところで四時川にかかる橋を渡る。そこは四時川林道の入口だ。
 第3本目の藤ノ木沢林道のダートは2・9キロ。ここまでの連続ダート距離は20・7キロになった。
 第4本目の四時川林道のダートに突入。四時川渓谷沿いの林道だ。四時川渓谷は落葉樹林なのでまだ冬枯れの風景だったが、紅葉の季節は目を見張るようなすばらしさ。紅葉美と渓流美の両方を見ながら走れる。新緑の季節もすごくいい。
 四時川は阿武隈高地南端の朝日山(797m)を源にしている。四時川に沿って走りつづけると、次第に細い流れになり、やがて福島・茨城の県境を流れる川になる。このあたりは茨城県最北の地でもある。四時川の上流は関東と東北を分けている。
 四時川林道のダート7・4キロ走りきると舗装路に出る。右に行けば国道289号、直進すれば小集落で行止りになる。ここまでの連続ダート距離は28・1キロだ。
 舗装路に出たところで折り返し、四時川林道→藤ノ木沢林道→弥太郎林道と走り、横山に戻った。ここから目兼横川林道経由で第5本目の仏具山林道へ。仏具山林道との分岐に到着。T字路から0・8キロの地点だ。仏具山の山頂直下の峠に向かって登っていく。この登り区間はおもしろく走れる。適度に路面は荒れ、タイトなコーナーが連続する。ブラインドのコーナーでは対向の木材満載のトラックに要注意。
 目兼横川林道との分岐点から3・9キロ地点が峠。峠を越えるとすぐに分岐に出るが、そこを左に折れ、舗装路を登ったところが仏具山(670m)の山頂になる。仏具山からの展望を楽しんだところで分岐に戻り、国道289号へと下った。
 急勾配の下りはダート→舗装→ダート→舗装と斑模様の林道になる。最後のダート区間を下って国道289号に出ると、その角にはライダーにも人気の「おやじがんこそば」がある。
 第5本目の仏具山林道は5・5キロのダート。ここまでの連続ダートは47・7キロになった。その間、雪はほとんどなかった。これはすごいことだ。この季節だと、東北のみならず、日本のほとんど林道はまだ雪に埋もれて走れない。「いわき勿来」の林道群のすごさは、一年中、走れるということだ。
 これら「いわき勿来編」の林道5本は『ツーリングマップル東北』に詳しく出ている。 さー、オフロード派のみなさん、『ツーリングマップル東北』を持って「いわき勿来」に行きましょう。50キロ近い連続ダートを走れるエリアなど、日本中を探しても、そうそうあるものではない。
 国道289号に出ると、常磐道のいわき勿来ICに近い白米鉱泉「つるの湯」へ。ここはカソリの定宿。いつも夜の10時とか11時とか、遅い時間の到着なのだが、この日は18時とまだ若干、明るい。宿の小さめな湯船につかり、湯上りのビールで「鵜ノ子岬→尻屋崎」の旅立ちに乾杯だ。そのあとで刺身や煮魚、餃子などの夕食を食べた。

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