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韓国食べ歩き:第16回

 (『あるくみるきく』1987年1月号 所収)

特急セマウル号
 私たちはソウルから韓国南部、全羅南道(チョンラナムド)の中心地、光州(クワンジュ)に行くことにした。全羅南道は気候が温暖で海産物に恵まれ、食材も豊富にある。
「(韓国の)食は光州にあり」
 と、いわれるほどなのである。

 私たちはソウル発9時05分発の光州行きの特急「セマウル号」に乗り込んだ。
「セマウル」は「新しい村」の意味で、1971年に勤勉・自助・協同をスローガンにしてセマウル運動が提唱された。この新しい村づくりの運動はまたたくまに全国に広がっていった。そのようなセマウル運動にちなんで、特急列車に「セマウル号」と名づけるあたりに、この国の持つ体質の一端をみる思いがした。

 韓国の鉄道は「ソウル→釜山(プサン)」を結ぶ京釜線と「ソウル→光州→木浦(モッポ)」を結ぶ湖南線が二大幹線になっている。
 とはいっても、京釜線は1日8便の「セマウル号」が出ていたが、湖南線になると光州行きが1日1便、木浦行きが1日1便の計2便でしかない。京釜線と湖南線の格差はきわめて大きい。

 ソウル駅の長距離列車専用のホームは人影がまばらで、閑散としている。
 韓国では鉄道は退潮傾向にあり、高速道路を走る何路線もの高速バスがそれにとって替わっていた。
 高速バスが韓国の交通機関の主役の座についたのは、料金が安く、速く、おまけに便利だからである。ソウルから釜山にしても、光州にしても、5分から10分の間隔でひんぱんに出ている。次から次へと出ていく高速バスはどの便も満員の大盛況。
 しかし、私たちは料金よりも、時間よりも、なによりも車窓からの風景を選んだ。列車の車窓を流れていく風景を眺めたかったのである。

テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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