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秘湯めぐりの峠越え(32)牧ノ戸峠(大分)

(『アウトライダー』1995年11月号 所収)

「水分峠編」の日向→久留米」では、全部で22の温泉に入りまくったが、「牧ノ戸峠&高森峠編」の「久留米→日向」では、それをはるかに上まわる38湯の温泉に入った。
 ぼくは断言できる。
 我ら“温泉民族・日本人”にとっては、1湯でも多くの温泉に入ったほうがいい!

 温泉の宝庫、九州中央部のなかでも、今回走った大分県の九重連山周辺や熊本県の阿蘇周辺は、とびきりの温泉の宝庫だ。
 水分峠からやまなみハイウェイの牧ノ戸峠を越え、阿蘇外輪山の高森峠を越えながら、1湯、また1湯としらみつぶしに温泉に入っていった。

小国郷の温泉めぐり
 筑紫平野のまっただなかに位置する久留米では、久留米温泉のクアハウス「湯の坂」に行った。だが、入浴料が1800円と高く、おまけに10時オープンで1時間ほど待たなくてはならなかったので、入口のタラタラ流れ落ちている湯で顔を洗ってごまかし、それをぼくにとっての久留米温泉とした。

 さー、出発だ!
 スズキDR250Rのアクセルを吹かし、R210を走り、大分県の日田へ。
 盆地の町、日田からはR212に入り、大山川の渓谷を走る。この大山川は、筑後川上流の玖珠川に流れ込む川。大分県から熊本県に入ると、そこは小国。小国町と南小国町から成る阿蘇外輪山北麓の小国郷は、きわめつけの温泉の宝庫なのだ。

 地図を何度も繰り返してながめ、小国郷のあちらこちらに点在する温泉をひとつ、またひとつと“はしご湯”していくのだが、バイクの機動力があるからこそできる温泉めぐりの仕方だ。

“小国郷温泉めぐり”の第1湯目は、県境を越えてすぐのところにある杖立温泉。渓流に沿って10数軒ほどの温泉宿が建ち並んでいる。日本有数の“渓谷美の温泉”。ここでは目の前の渓流をながめながら、無料&混浴の「湯元・露天風呂」に入る。温めの湯。混浴の湯とはいっても、入浴客はぼく一人。誰かのいたずらなのか、忘れ物の女性用パンツが、石にかぶせられていた。それがけっこうなまめかしくて、淡いピンクの下着についつい目がいってしまう。

 第2湯目は満願寺温泉。共同浴場「満願寺温泉会館」のかわいらしい湯船の湯につかったが、入浴料の100円は料金箱に入れるようになっている。
 第3湯目は扇温泉。「おおぎ荘」(入浴料500円)の露天風呂に入る。小山のてっぺんにある湯で、眺望抜群だ。

 第4湯目は小田温泉。温泉民宿「夢の湯」(入浴料300円)の内風呂に入ったが、ここには露天風呂もある。宿の主人はバイクが大好きで、ニューモデルのDR250Rを見ると、ここはどうだ、あそこはどうだといった品評会になる。そのような宿の主人なので、ライダーの泊まり客ならば、きっと歓迎されることだろう。

 第5湯目は黒川温泉。杖立温泉と並ぶ小国温泉郷最大の温泉地で、10数軒ほどの温泉宿が山あいに固まっている。ここでは共同浴場「地蔵の湯」に入ったが、入口で料金箱に100円を入れると自動的にゲートが開き、さらに中でもう100円を入れるというシステムになっている。温泉情緒半減といったところだが、入浴料金を踏み倒す人がいるからこうなってしまうのだ。すくなくとも、我ら、“温泉派ライダー”は、最低限のマナーだけは絶対に守ろうではないか。

 第6湯目は田ノ原温泉。温泉旅館「湯の迫」の内風呂と露天風呂に入った。露天風呂の湯につかりながらながめた田植えの終わったばかりの水田の風景が目に残った。
 第7湯目は山川温泉。誰もいない共同浴場(入浴料200円)の湯につかったが、青味がかって見える硫黄泉の湯は、いかにも体に効きそうだった。

 第8湯目は○ノ湯温泉。「松屋旅館」(入浴料300円)の混浴の大露天風呂に入ったが、残念ながら入浴客はぼく一人だった。
 第9湯目は岳ノ湯温泉。ここでは「友愛山荘」(入浴料300円)の内風呂の湯に入ったが、宿のおかみさんのやさしさと、湯の絹のような肌ざわりの良さが印象的だ。この、岳ノ湯温泉の集落がすごい。ふつうの民家の庭先や畑の中から、ものすごい勢いで、水蒸気が噴き上がっていた。

 こうして、きわめつけの温泉の宝庫、小国郷の9湯の温泉を総ナメにしたところで、R387で熊本県から大分県に入っていく。大分県側のR387沿いには3湯の温泉があり、川底温泉では「螢川荘」(入浴料500円)、法泉寺温泉では「法泉寺観光ホテル」(入浴料500円)、壁湯温泉では「福元屋旅館」(入浴料200円)の湯に入る。そのうちの壁湯温泉「福元屋旅館」の湯は、天然&混浴の洞窟風呂で、カソリの選ぶ“日本の露天風呂ベスト10”にも入るような温泉だ。

 今晩の宿は、筋湯温泉の「両筑屋」。共同浴場「うたせ大浴場」のまん前にある温泉旅館だ。夕食後、宿の湯に入り、さらに何本もの打たせ湯が豪快に流れ落ちている「うたせ大浴場」の湯に入るのだった。

やまなみハイウェイの温泉めぐり
 翌日は、筋湯温泉に近い大岳温泉「泉水荘」(入浴料200円)、河原湯温泉の共同浴場(入浴料200円)、湯坪温泉の温泉民宿「みやま」(入浴料300円)の3湯に入ったあと、R210へと下っていく。
 R210に出ると、水分峠まで登り、やまなみハイウェイに入っていく。この九重連山を貫く山岳ハイウェイ沿いの温泉に入りまくるのだ。

 第1湯目は湯平温泉。山下池からやまなみハイウェイを12キロほど下ったところにある温泉情緒にあふれる温泉だ。狭い石畳の道の両側に、50軒あまりの温泉宿が建ち並んでいる。ここには全部で5つの共同浴場があるが、そのうちの「中ノ湯温泉」に入る。入浴料の100円は賽銭箱に入れるようになっている。えらい熱い湯で、そのまま湯船に飛び込んでいたら、全身大火傷になるところだった。ガンガン水を入れてやっと入れたが、湯から上がると、体はゆでダコのように真っ赤になっていた。

 第2湯目は筌ノ湯温泉。やまなみハイウェイの飯田高原の交差点から2キロほど西に入ったところにある。ここの共同浴場(入浴料200円)は、“日本の共同浴場ベスト10”に入るくらいのもので、石づくりの湯船といい、うぐいす色をした含芒硝重炭酸土類泉の湯といい、申し分がなかった。

 第3湯目は阿蘇野白水温泉。やまなみハイウェイの飯田高原の交差点から、今度は10キロほど東に行ったところにある。「白水荘」(入浴料200円)の湯に入ったが、ここの水はよっぽどの名水なのだろう、次から次へと水をくみにくる人たちがやってくる。九州でも一番といっていいくらいに自然の残る黒岳北麓の温泉だ。

 第4湯目は長者原温泉。やまなみハイウェイの中心地的存在のところだが、ここでは、「九重ハイランドホテル」(入浴料500円)の湯に入った。

 第5湯目は寒ノ地獄温泉。これが何で温泉なのといいたくなるが、入浴料400円を払って、水温14度という渓流浴するのと変わらない冷水につかる。ところがこの冷水は、万病に効くとあって、やってくる人があとをたたない。ほんとうに不思議なのだが、この冷水から上がると、体は温泉に入ったときと同じようにポカポカしているのだ。

 第6湯目は星生温泉。「九重星生ホテル」(入浴料300円)の大露天風呂と、それに隣あった、きわめて酸性の強い湯の桶風呂に入った。
 第7湯目は牧ノ戸温泉。「九重観光ホテル」(入浴料300円)の大浴場と露天風呂に入る。ホテルの敷地内からは猛烈な勢いで水蒸気が噴き上げているが、それは地球の持つエネルギーのすごさをみせつけるものだった。

 こうして、やまなみハイウェイ沿いの7湯の温泉に入り、牧ノ戸峠を越え、瀬ノ本高原からは阿蘇一宮へと下った。
 阿蘇神社に参拝し、R57に出たところで、瀬ノ本高原まで引き返す。
 そこからは、R442を行く。赤川温泉の国民宿舎「久住高原荘」(入浴料300円)、七里田温泉の「大船荘」(入浴料200円)の湯に入り、長湯温泉の「丸長旅館」に泊まった。

テーマ : ツーリング
ジャンル : 車・バイク

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