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カソリの島旅(9)八丈島(東京)

 (『ジパングツーリング』2001年8月号 所収)

「伊豆諸島編」の前半戦では、伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島の5島を巡り、いったん東京に戻った。それにひきつづいての「伊豆諸島編」の後半戦の開始。出発は2001年4月9日。難問だらけの「伊豆諸島編」の後半戦だ…。

 最初の計画では「三宅島→御蔵島→八丈島→青ヶ島」と巡る予定だった。ところが三宅島は昨年(2000年)の雄山の噴火以来、火山活動は弱まることなくつづいており、渡島禁止で島に上陸することはできない。ということで、三宅島は断念せざるをえない。

 次に御蔵島はこの季節だと、船便は週1便なので、やはり断念せざるをえない。そのかわりに、東京発御蔵島経由八丈島行きの船に乗り、船が御蔵島に着いたとき、一瞬でも岸壁に下りてみることにした。

 これら2島はまたいつの日か、次の機会にぜひとも行こうと思う。
 さらに青ヶ島だが、八丈島から青ヶ島に渡る船はきわめて欠航の確率が高いという。
「カソリさん、そう簡単には青ヶ島には行けませんよ」といわれてしまった。

 このように難問だらけの「伊豆諸島編」の後半戦なのだが、すべてはやってみないことにはわからない。かえってチャレンジ精神に火がつけられた。
「島巡りツーリング」のおもしろさは、やってみないことにはわからないという、この出たとこ勝負にあると思う。

 4月9日22時30分、東海汽船の「すとれちあ丸」(3708トン)は定刻どおりに東京港・竹芝桟橋を出港した。船上から眺める東京の夜景はまばゆいばかり。夜が明けると、三宅島のすぐわきを通った。島の主峰、雄山には厚い雲がかかっている。今は無人の島となった三宅島だが、灯台には明かりがついていた。

 三宅島が遠ざかると、御蔵島が見えてくる。切り立った断崖がストンと海に落ち、何本もの滝が見える。6時に御蔵島着く。何人かの乗客が下りるとすぐさま出港だ。

 八丈島の八重根港に着いたのは9時20分。「すとれちあ丸」からスズキSMX50の入ったコンテナが降ろされる。岸壁でバイクを引き取る。

 青ヶ島は渡るのが難しいといわれていたので、このまま青ヶ島行きの青ヶ島村営船「還住丸」に乗り、まず先に青ヶ島に行こうとした。ところが海が荒れているとのことで欠航だ。ということで、八丈島を走ることにした。

 御蔵島では青空が広がっていたが、南下するにつれて天気が悪くなり、八丈島では雨が降っている。なんとも辛いことだが、雨具を着ての出発となった‥‥。

 八丈島は北に八丈富士、南に三原山がそびえ立ち、その間が平坦地になっている。島全体が3パートに分かれているようなものだ。

 八重根港を拠点に、まずは北部を一周。島の東海岸にある底土港に行き、そこから反時計回りで海沿いに走り、八重根港に戻った。島の北半分、北部の一周は33キロだった。

 昼食のあと、今度は島の南部を一周する。八丈島には島一周の都道が走っていて、キロ表示の地点標が1キロごとに立っている。地図つきなのでわかりやすい。「北部一周」のときと同じように、八重根港から底土港に行き、今度は時計回りでの「南部一周」だ。

 SMX50のアクセルを開き、まずは登龍峠を登っていく。50㏄にとってはかなりきつい登り。峠近くには展望台。底土港を見下ろし、その向こうにそびえる八丈富士を一望する。だが残念ながら八丈富士の中腹より上は雲の中。この八丈富士は標高854メートルで伊豆諸島の最高峰になっている。 

 末吉地区に入ったところで、八丈島の温泉めぐりを開始する。まず第1湯目は末吉温泉の「みはらしの湯」(入浴料500円)。大浴場に隣り合った露天風呂からの眺めは最高だ。正面には太平洋の大海原が広がり、右手には八丈島最南端の小岩戸ヶ鼻を眺める。すきっと晴れた日には水平線上に浮かぶ青ヶ島が見られるという。

 第2湯目は洞輪沢漁港のすぐ前にある洞輪沢温泉。ここはなんともうれしい無料湯。男女別の脱衣所と浴室がある。太いパイプから湯が豪快に木の湯船に流れ込み、そしておしげもなくあふれ出ている。

 第3湯目は裏見ヶ滝温泉。混浴の露天風呂で、ここも無料湯。そのあと中ノ郷温泉「やすらぎの湯」と樫立温泉「ふれあいの湯」に入ったが、入浴料はともに300円。猛烈な風と雨の嵐のような天気だったが、温泉に入っている間はすこしも気にならない。こうして夕方、八重根港に戻ったが、「南部一周」は58キロ。夜は底土港に近い民宿「そこど荘」に泊まった。

 翌日も天気は悪く、青ヶ島への船は欠航した。そこで午前中は島南部の最高峰、三原山に登った。標高700メートルの山頂に到達したときは雨と汗でグショグショ状態。山から下ると、樫立温泉「ふれあいの湯」に入った。
「う~ん、生き返った!」

 午後は島北部の最高峰、八丈島富士に登った。一周5キロほどの八丈富士中腹の周遊道路からちょっと入ったところが登山口。火山岩を使った石段を登っていく。全部で1280段はかなりの勾配。ヒーヒーいって登った。

 第2夜目も民宿「そこど荘」に泊まった。翌朝はかなり天気も回復したがやはり青ヶ島への船は欠航した。残念。青ヶ島も断念し、底土港から東海汽船の「すとれちあ丸」で東京に戻った。

テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

コメント

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Re: 温泉に入りたい

コメントありがとうございます。

澎湖島に温泉、いいですね。台湾で流行るには個室温泉とかじゃないとダメなんでしょうが・・・。
でも新北投なんかは日本風の共同浴場もありますから、なんとかなるのかな?

ま、日本企業が掘削なんかすると中国から睨まれそうだけど(笑)。
ガス田ではさんざんやってる癖にね!

今後ともよろしくお願い申し上げます。

温泉に入りたい

温泉って良いですね。海外にいると一番羨ましいのが温泉です。台湾と中国との間の台湾海峡に澎湖島と言う島があります。ここが火山活動でできた島である事は分かっているものの、温泉が噴き出している所はありませんし、その気配すら感じられませんが、現代の掘削技術をすれば、その湧出を導くのは不可能ではないと思います。誰かお金を出して掘ってくれないかなぁ

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