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カソリの林道紀行(1)「九州縦断編」(その1)

 (『バックオフ』1998年8月号 所収)

第1本目のダートは、三大カルストの平尾台           
「門司→鹿児島」の九州縦断を目指し、“ダート300キロ組”のカソリ&B武田、東京港のフェリー埠頭に集合。バイクはカソリがGPSバージョンのDJEBEL250、B武田がXRバハだ。

 バイクともども意気揚々と19時10分発のオーシャン東九フェリー「おーしゃん さうす」に乗り込み、甲板に上がる。離れゆく夕暮れの東京に向かって缶ビールで乾杯。何かというとすぐに缶ビールで乾杯する2人なのだ。

 昨年(1997年)、カソリ&ブルダスト瀬戸のコンビで走った「東京→青森」のダート300キロはメチャクチャおもしろかった。で、今回はその第2弾、「門司→鹿児島」のダート300キロなのである。

 船中で2泊し、東京を出港した翌々日の午前5時、「おーしゃん さうす」は北九州の新門司港に入港。九州に上陸すると、まっ先に九州最北端の岬、部崎に行った。DJEBELのGPSを見ると、北緯33度57分22秒を示している。このGPSはすごい精度だ。

 部崎の灯台前ではなんと、昨年、一緒にモンゴルを走ったRMX250Sに乗る北川直樹さんにバッタリ出くわした。これが旅のおもしろさ。彼は九州林道まつりに行くところで、“旅は道連れ”とばかりに、一緒に走ることにした。北川さんはエライのだがBO(『バックオフ』)読者の中ではただ一人、林道まつりの皆勤賞をつづけている。

 九州縦断の“ダート走り初め”は、“日本三大カルスト”で知られる平尾台。どこから入っていったらいいのかわからずに、「あの山並みを目指そう」と、小倉南区の長野という集落から車1台が通れるくらいの狭い林道を走った。

 8キロのダートを走ると舗装路に出、貫山の山頂近くに登る。そこからダートを下り、平尾台に入っていった。

 平尾台ではドリーネ(円形の凹地)やポリエ(石灰盆地)、カレンフェルド(石塔原)などのカルスト地形が見られるが、B武田は「羊が群れているようですね、カソリさん」と、カメラマンらしい感性でいう。案内板を見ると、そのあたりは“羊群原”と名づけられていた。

 平尾台とその周辺のダート14キロを走り終えると、次に県道64号の味見峠の旧道を走る。ダート5キロ。その次は五徳越。少なくても4、5キロのダートを期待したのだが、ダート区間は1キロだ。

 R201に出る。田川から筑豊国境(筑前と豊前の境)の峠の烏尾峠を越え、飯塚へ。
 田川、飯塚といえば、かつては“黒いダイヤ”、筑豊炭田の石炭でおおいに栄えたところだ。時代が石炭から石油に変わり、さびれてしまったが、そんな歴史の移り変わりがもの悲しい。飯塚からは、さらに八木山峠を越え、篠栗へ。

 ここでは国道を離れ、荒田高原のダートを走った。4、5キロのダートを期待したのだが、わずかに2キロ。おまけに林道上に横たわる大きなヘビを見てしまい、ヘビが大嫌いなカソリは青くなった。

 福岡に出たところで、昼食にする。
 ここまで走ったダートは22キロ。道を間違えたり、入口がわからずにウロウロしたりと、大変な労力をかけた割りにはダートの距離が延びない。
「でも、まあ、いいか、おもしろい峠越えができたのだから」
 といって、自分で自分をなぐさめた。

 福岡から久留米へ。そして全線が舗装路の耳納山スカイラインで耳納山地に入る。高良大社のある高良山、発心山と通り、東に向かって走るほどに耳納山地は高度を上げていく。その途中でダート2キロの耳納林道を往復した。

 耳納山地の最高峰は標高802mの鷹取山。そこからの眺望は抜群。北側に目を向けると、“筑紫次郎”で知られる九州第一の大河、筑後川の流れがキラキラ光り輝き、その流域の平野には福岡県の田主丸から吉井、浮羽といった町並みがつづき、その右手には大分県の日田の山並みが連なっている。

 目を南側に向けると、福岡と熊本の県境に連なる筑肥山地の山々が一望できる。丸みを帯びたやわらかな山容の山並みだ。

 鷹取山の山頂では、裸になって日光浴しながらしばしの昼寝をした。
 この耳納山地の南側、上陽町のサロジ池キャンプ場が「九州林道まつり」の会場だ。

 会場に到着すると、九州での林道まつりをぜひとも開催したいと、1年がかりで準備を進めてきた清田幸一さんらに歓迎された。ここではなんともうれしい九州のライダーのみなさんたちとの出会いが待っていた。熊本からやってきた中年ライダーのみなさんには熊本名物の馬刺しをご馳走になったが、うまかった!

 同じく熊本の「世界一周」ライダー森永博文さんとは久しぶりの再会だ。一緒にオーストラリアを走った「豪州軍団」九州組の錦戸陽子さん、北川清二さんとの再会もうれしいものだった。「日本一周」に旅立ったもんがぁ~さとみさんも来ていた。

 いつものように焚き火のまわりでおおいに飲み、おおいに語り合ったが、これが林道まつりの大きな魅力だ。東京から飛行機で駆けつけてきてくれた「BO」編集長の瀬戸さんもトコトンつき合ってくれた。

“焚き火のカソリ”は最後まで起きているのをモットーにしているが、今回はとうとう夜が明けてしまい、6時を過ぎたところで2、30分、ゴロ寝しただけ。起きるとすぐに、大阪から遠征してきた“渓流浴ラー・ワニー”こと鰐淵渉さんの先導で、有志一同、近くの渓流で朝一番の“渓流浴”をする。これでパッチリと目がさめた。

 九州林道まつりがすべて終わったところで、大分県の天瀬温泉に行く。日田の奥、R210の旧道沿いにある温泉だ。林道まつりの参加者10数人が同行してくれた。ここには、玖珠川(筑後川の上流)の河畔に「薬師の湯」、「代官湯」、「益次郎湯」、「鶴舞の湯」、「神田湯」、「古湯」と6つの混浴露天風呂がある。

 そのうちの「薬師の湯」に入る。入浴料の100円は料金箱に入れる。もんがぁ~さとみさんと錦戸陽子さんが一緒で、我々は彼女ら2人を囲んで長湯した。これぞ、混浴! おかげで誰もがゆでダコのようになった。林道まつりに来ると、こんなにいいこともあるのだ。

林道を走り、名湯の共同湯に入り、熊本へ
 天瀬温泉で九州林道まつりの参加者のみなさんと別れたあと、カソリ&B武田の“ダート300キロ組”は、R210で水分峠に向かう。

 峠近くから自衛隊の日出生台演習場周辺のダートに入っていった。雨‥‥。まずはダート7キロの野倉林道を走り龍門ノ滝に出た。

 ここでも、うれしい出会いが待っていた。
「龍門茶屋」の諫山博幸さんだ。
「カソリさんに会えてうれしいですよ」
 といって喜んでくれた。

 XLR250に乗る諫山さんには日出台周辺のダートをこと細かく教えてもらった。
 さらにつくりたてのチマキをご馳走になった。素朴な味わい。チマキを包む笹の葉の香りがたまらない。我らオフロードライダーは会えばすぐに友達になる。

 龍門ノ滝からは裏平家林道に入るつもりでいたが、道を間違えた。行き止まり林道を往復したり、さきほどの野倉林道をまた走ってしまったりとさんざん苦労したが、やっとの思いでダート9キロの裏平家林道を走ることができた。そのあとダート12キロの森平家林道でカルト山を一周する。雨と濃霧にたたられ、なんとも不気味。

 R210に出、水分峠にテントを張って野宿した。
 水分峠からやまなみハイウエイを走り飯田高原へ。そこから九州でも一番豊かな自然の残る九重連山の黒岳山麓の道を走り、いったん湯平温泉に出る。共同湯で朝風呂に入り、扇山林道に向かっていく。ここでも入口を間違えた。行き止まり林道を1時間以上もウロウロしたが、ついにダート12キロの扇山林道を走りきり、飯田高原に戻った。

 飯田高原からは筌ノ口温泉の共同湯に入り、大分熊本県境の涌蓋山北側のダートを走る。ここでもさんざん道を探し、間違えて廃道寸前のダートに入ったりしたが、無事に3キロのダートを走り、熊本県側のはげの湯温泉に出た。

 はげの湯温泉から隣りの岳湯温泉にかけての一帯はすごいところで、あちこちから噴気が立ちのぼっている。地球の持つ膨大なエネルギーを感じさせる光景。その近くの山川温泉の共同湯に入る。湯の華が浮かぶ若干、白濁した湯。いい湯に満足し、小国の中心、宮原に出た。

 小国からはR387で熊本大分県境の下筌ダムへ。ダム周辺のダートを4キロ走り、下筌ダムの上を渡り、祝川林道に入っていった。やっとといった感じで“本格派林道”に出会う。それでもダート区間は8キロとけして長くはない。それを最後にR387に出、兵戸峠を越え熊本を目指した。

 新門司港から673キロを走り、JR熊本駅前に到着。ここまでのダートの走行距離は113キロ。ダートコースを探すのに苦労した「門司→熊本」だが、短いダートを走りつないでよく来たものだ。さあ、目指せダート300キロ!

テーマ : ツーリング
ジャンル : 車・バイク

コメント

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Re: No title

前略 コメントありがとうございます。
カソリにも転送しておきます。

お墓参り、ぜひ50ccバイクなどで遠路はるばる(?)かどうか判りませんが、旅をされて行かれるとお父様もお喜びかと存じます。
いずれにしましても良い旅を!

今後ともよろしくお願い申し上げます。草々

管理人より


> はじめまして、1年以上前の記事にコメント失礼します。

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