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  10 ,2017

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。 20歳でのアフリカ一周から、60歳還暦での「300日3000湯」ツアーまで、そしてその先へ・・・。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。


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Category: カソリの島旅

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カソリの島旅(32)天売島(北海道)
 (『ジパングツーリング』2001年12月号 所収)

 焼尻島の次は天売島島だ。
 焼尻港14時10分発の羽幌沿海フェリー「おろろん2」で天売港へ。
 ここではなんと、2000年、一緒にサハリンを走った「サハリン軍団」の竹澤裕介さんと藤元隆憲さんに出会う。

 2人は「カソリが今、焼尻島か天売島にいるらしい」という情報をキャッチして札幌からやってきた。
 竹澤さんは「日本一周」中で、彼とは伊豆大島を皮切りに新島、佐渡島、苫小牧港につづいて5度目の再会。天売島は「サハリン軍団」の竹澤さん、藤元さんと一緒にまわることにした。

 14時30分、天売港に到着。
 さっそく島一周をはじめたいところだったが、問題はガソリンだ。焼尻島でガソリンを入れようとしたのだが、その日は土曜日で、島で唯一の漁協のスタンドは休みだった。
 天売島でも同じで困ってしまう‥。すでにスズキSMX50はリザーブ。いくら小さな島だといっても、島一周分のガソリンは残っていない。

 駐在所に行き、おまわりさんに「どこか、ガソリンをデポしているところはありませんか‥」と聞くと、なんともありがたいことに、パトカーの先導つきでガソリンをデポしている漁師さんの家まで連れていってくれた。
 北海道警のおまわりさん、ありがとう!

 さー、「天売島一周」の開始だ。焼尻島と同じように、時計回りで島を一周する。
「サハリン軍団」の竹澤さんのヤマハTT250Rと、藤元さんのホンダXLR-BAJAと一緒だ。
 天売島といえば「オロロン鳥の島」。

 幸先よく最初に停まった展望台から小島のオロロン鳥を見ることができた。
 しかしそのあと、赤岩の展望台、カブト岩を見下ろす展望台、観音岬の展望台に立ち、ウミネコやウミウ、ウトウなどの海鳥を多数、見たが、オロロン鳥を見ることはできなかった。

 かつてはこの島に何万羽もいたというオロロン鳥だが、近年、激減し、今では絶滅の危機にさらされている。それだけに、最初にオロロン鳥を見ることができたのは、かなりラッキーなことだった。
 500人の島民と100万羽の海鳥が共に暮らすという世界でも珍しい島、天売島なだけに、オロロン鳥の絶滅という最悪のケースだけは何としても避けてほしいと願うばかりだ。

 天売島が海鳥の楽園になったのは、繁殖に適した断崖絶壁が島の西海岸につづき、子育てのための豊富な餌が容易に得られるという理由のほかに、天敵のキツネやイタチがいないということも大きな理由になっている。

 12キロの「天売島一周」を終え、天売港に戻ってきた。
 港近くの無料キャンプ場で竹澤さん、藤元さんとキャンプする。まずは食料の買い出し。ごっそりとカンビールと焼酎を買い込み、ソーセージやチクワなどをつまみにしてガンガン飲んだ。竹澤さんが飯を炊き、味噌汁をつくってくれた。

 最高に盛り上がった酒宴は夜中までつづいた。飲むほどに「サハリン縦断」の思い出話が次々に飛び出した。竹澤さんの携帯で「サハリン軍団」のダブルヨーコ(2人のヨーコさん)に電話して「すぐに来て~!」などと訳のわからないことを叫ぶのだった。

 天売港近くのキャンプ場での夜明け。港周辺をプラプラ歩いたあと、またひと眠り。目覚めると「サハリン軍団」の竹澤さん、藤元さんとの楽しい朝食。ハム&チ-ズサンドとスープがわりのカップラーメン。リンゴがデザート。最後にコーヒーを飲みながら、またひとしきり話す。話題は尽きなかった。
 キャンプ場を撤収し、フェリー乗り場へ。10時25分発の羽幌沿海フェリー「おろろん2」に乗った。

 羽幌到着は12時05分。
 港で2人と別れる。
 2人は北へ、稚内を目指す。「サハリン軍団」がサハリンに渡る前夜、大宴会を開いたなつかしの「稚内森林公園キャンプ場」でキャンプするという。

 2人と別れたあと、羽幌温泉「日本海」(入浴料550円)の湯に入る。ゆったり入れる大浴場。露天風呂もある。塩分の強い草色の湯。湯から上がると、温泉内のレストラン「潮路」でハンバーグ&シ-フ-ドグラタンのランチ(1000円)を食べた。

 そのあと「羽幌町郷土資料館」(入館無料)を見学。
 かつての羽幌を支えた2つの産業、ニシン漁と羽幌炭鉱の歴史が興味深かい。開拓当時の「開拓小屋」の内部も再現している。見ごたえのある「羽幌町郷土資料館」だった。

テーマ : 国内旅行    ジャンル : 旅行

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