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  11 ,2017

世界を駆けるバイクライダー・賀曽利隆(かそりたかし)。 20歳でのアフリカ一周から、60歳還暦での「300日3000湯」ツアーまで、そしてその先へ・・・。地球をくまなく走り続けるカソリの”旅の軌跡”をまとめていきます。


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Author: 賀曽利隆
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Category: 海道をゆく

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海道をゆく(8)「小豆島編」
 (『ツーリングGO!GO!』2005年5月号 所収)

■一言コメント■※本ブログ記事では地図欠落
1、福田港 姫路港へのフェリーが発着
2、八人石 大坂城築城の残石
3、大角鼻 岬の突端には灯台
4、マルキン記念館 マルキン醤油の資料館
5、坂手港 高松港へのフェリーが発着
6、草壁港 高松港へのフェリーが発着
7、小豆島民俗資料館
8、池田港 高松港へのフェリーが発着
9、双子浦展望台 もうひとつの小豆島を見る
10、黒崎 小豆島前島の最南端の岬
11、土庄港 小豆島の玄関口
12、沖島 渡船で渡れる
13、馬越 県道26号の峠
14、大部港 日生港へのフェリーが発着
15、灘山 日本最大の石切り場!?
16、藤崎 小豆島最北端の岬
17、四望頂 寒霞渓の大展望台
18、四方指 小豆島一望の大展望台
19、池田の桟敷 インカの遺跡を連想させる
20、釈迦ヶ鼻 小豆島最南端の岬
21、長崎のしし垣 「万里の長城」のミニ版
22、岬の分教場 古き良き日本を感じさせる

■ガイド■
1、小豆島へのフェリー
 本州側からだと姫路港から福田港へ(1時間40分 1日8便 小豆島急行フェリー 電話0792-34-7100)、岡山県の日生港から大部港へ(55分 1日5便 オリーブライン 電話0869-72-0698)、新岡山港から土庄港へ(1時間10分 1日17便 両備フェリー・四国フェリー・086-274-1222)、宇野港から土庄港へ(1時間30分 1日7便 小豆島フェリー 電話0863-21-3540)、四国側からだと高松港から土庄港へ(1時間 1日15便 小豆島急行フェリー・087-822-4383 四国フェリー 電話087-822-8965)、高松港から池田港へ(1時間 1日8便 国際フェリー 電話087-851-9848)、高松港から草壁港へ(1時間 1日5便 内海フェリー 電話087-821-8265)…と、各地からフェリーが出ている。

2、小豆島一周
 福田港を拠点にR436→県道253号→県道26号で小豆島を一周すると69キロになる。さらに大角鼻、権現鼻、三都半島突端の釈迦ヶ鼻と、小豆島の南海岸に突き出た3岬に寄ると125キロになる。さすが瀬戸内海の島の中では淡路島に次ぐ第2の大島だけのことはある。「島国道」のR436は小豆島内では福田港から土庄港までだが、姫路が起点で高松が終点になる。

3、福田港
 姫路港へのフェリーが出る。途中、船上からは家島諸島の島々を間近に眺められる。フェリー乗り場わきの食堂「やまさん」の「特上あなご丼」(950円)はおすすめ。きしっとした歯ごたえのある焼きあなごが丼飯の上にのっている。これぞ瀬戸内海の味。あなご弁当もある。

4、八人石
 R436のすぐわきにある。大坂城築城の花崗岩の残石。丁場(石切り場)での切り出し中に割れ、8人の石工が下敷きになったという巨石。その隣には五輪塔が建っている。小豆島は「石の島」。R436沿いにも大きな石切り場がある。

5、橘峠
 R436の峠。標高120m。瀬戸内海の展望台、南風台のある橘の集落から登り、峠を越えると内海町の中心、草壁に下っていく。草壁側が急な勾配で、ヘアピンカーブが連続する。小豆島の峠の中では一番、峠らしい峠だ。R436ではもうひとつ、池田町内でゆるやかな大峠を越える。大峠の標高は80m。

6、大角鼻
 橘峠から県道248号に入り、半島の東海岸を南下。道幅が狭く、交通量はきわめて少ない。集落もない。ところどころでは断崖を見下ろすような道。長々と横たわる淡路島が見える。その半島の突端が大角鼻。白い灯台がある。大角鼻から半島の西海岸を行くと県道28号になり、坂手港、マルキン醤油前を通り、草壁でR436に合流する。

7、岬の分教場
 県道28号の古江の交差点から田ノ浦半島に入っていく。半島の先端近くに田ノ浦漁港。その前に壺井栄(1900~1967年)の「二十四の瞳」の舞台となった岬の分教場(200円 9時~17時 年末を除き年中無休))がある。古き良き日本をしみじみと感じさせる。壺井栄は内海町の坂手で生まれた。

8、二十四の瞳映画村
 田ノ浦半島の岬の分教場の先にある。田中裕子主演の映画「二十四の瞳」のロケに使ったオープンセットをそのまま残したもので、ここでは1日4回、映画を上映している。入場料630円(9時~17時 年末を除き年中無休)。岬の分教場とセットの入場券は750円。映画村のすぐ近くには小豆島の名産、手延そうめんの製造元「孫右衛門」がある。また映画村に隣あって「麺めん亭・嶋蔵」がある。そこでのおすすめはそうめんを温かくして食べる「にゅうめん」(600円)。映画村からさらに行くと権現鼻の手前で道は行き止まりになる。

9、マルキン醤油記念館
 県道28号沿いにある(210円 9時~16時 10月15日と年末年始を除き年中無休)。小豆島は日本有数の醤油の産地。マルキンは関東のキッコーマン、ヤマサ、ヒゲタ、関西のヒガシマルとともに日本の五大醤油メーカーに数えられている。ここでは醤油の製造工程がたんねんに展示・説明されているのでよくわかる。ビデオでの醤油の歴史も興味深い。

10、道の駅 小豆島オリーブ公園
 R436沿いにある。公園内には「オリーブ記念館」(無料)。ここではギリシャ、ローマ時代のオリーブづくりを模型で展示している。小豆島はギリシャのミロス島と姉妹島になっているが、ミロス島といえばあの「ミロのヴィーナス」が発見された島。そんなミロス島の紹介もしている。芝生広場にはギリシャ風車もある。「サン・オリーブ」の3階には小豆島オリーブ温泉「サン・オリーブの湯」(入浴料700円)。瀬戸内海を一望する総ガラス張の大浴場。歩行浴や寝湯、打たせ湯、露天風呂など全部で8種の温泉浴を楽しめる。同じ階にはレストラン。そこでのおすすめは「オリーブ定食」(1500円)。タイのオリーブオイルづけに刺し身や小鉢がつく。

11、民俗資料館
 オリーブ公園と反対側のR436沿いにある。「海に生きる」のコーナーではタコ壺やイイダコ壺が展示されている。アナゴを捕るアナゴ籠もある。小豆島の古来からの漁法が興味深い。精巧な醤油づくりの模型にも目がいく。そうめんから醤油、さらに佃煮づくりと移り変わっていった小豆島の地場産業の変遷も興味を引かれる。いまだにつづく農村歌舞伎の舞台の模型も精巧なものだ。入館料310円 9時~17時月曜休み

12、長崎のしし垣
 三都半島東岸を走る県道251号から2・5キロのダート(ロードバイクでも十分に走れるくらいの良好な路面状況)を走ったところにある。延長200m、幅60cm、最も高いところで高さが1・6mという土づくりのしし垣が残っている。ミニ版「万里の長城」。江戸時代の中期に築かれたもので、島内のしし垣は総延長で120キロにも達したという。ここでは人間とイノシシの壮絶な戦いの歴史を垣間見ることができる。

13、釈迦ヶ鼻
 三都半島南端の岬。ここが小豆島の最南端になる。岬の突端はきれいな園地(無料)。きれいなトイレもある。対岸は四国本土の大串岬。その右手には屋島がよく見える。その突端は四国本土最北端の竹居岬。屋島とはよくいったもので、小豆島から見るとまるで島のように見える。小豆島と四国本土の間を船が頻繁に行き来する。園地の上には灯台。

14、誓願寺の大ソテツ
 三都半島西岸の県道250号からわずかに入ったところに小豆島88ヶ所の31番札所の誓願寺。ここの境内にある大ソテツはすごい。樹齢千年以上といわれているが、根回り6mという日本一の大ソテツ。国の天然記念物に指定されている。

15、池田の野天桟敷
 石垣を段々にして築かれた野天の桟敷で高さ15m、幅200mの6~8段の階段になっている。これを見た瞬間、「おー、インカの遺跡」と思ったほど。アンデス山中のインカの遺跡を連想さえるものだった。秋祭りの太鼓や神輿の大練りを見物するものといわれているが、小豆島では盛んな農村歌舞伎がここで演じられたのかもしれない。野天桟敷のてっぺんに立つと、池田の町並みや池田港を一望する。入場無料。

16、双子浦
 土庄の町のすぐ近くにある。R436からわずかに入ったところに展望台(無料)。真下にもうひとつの小豆島を見る。粟粒のような小さな岩島。こちらの小豆島は「あずき島」と読む。その向こうには余島の島々。干潮時には白い砂州でつながる。海の向こうには屋島。五剣山が見える。道の行き止まり地点の八幡山頂には富丘神社がある。この地には応神天皇来島の旧跡も残っている。

17、土淵(どぶち)海峡
 ギネスブックにものった「世界一狭い海峡」。延長2500mの海峡で一番狭いところ(土庄役場前の永代橋下)は9・93mでしかない。海峡というよりも小川にしか見えない。海峡わきの町役場で「土淵海峡横断証明書」(100円)を発行してくれる。この土淵海峡を境にして小豆島は本島と前島の2つの島に分かれている。土庄の町並みは2つの島にまたがっているが、前島側が旧市街で本島側が新市街になる。

18、土庄(とのしょう)港
 ここは小豆島の玄関口。前島にある。ここからは本州側には新岡山港と宇野港にフェリーが出ている。新岡山行きのフェリーは備讃諸島の犬島のすぐわきを通っていく。宇野港行きのフェリーは豊島に寄っていく。四国側には高松港へのフェリーが出ているが、船上からは右手に男木島、女木島の2島がよく見える。港近くの大規模ショッピングセンターには「オリーブ温泉」(800円10時~24時)。ここの海辺の露天風呂は本格派。湯につかりながら屋島を眺める。隣合ったレストランでのおすすめは「うどん定食」(800円)。ワカメ、カマボコ入り。シンプルだけどうまいうどんだ。

19、前島
 土庄港から県道254号で前島を一周したが、その距離は14キロ。島の南端は黒崎。そこからは屋島がよく見える。異様なくらいに大きく見える。四国本土最北端の竹居岬も手が届きそうなほど近い。その手前に浮かぶ三角形をした兜島が目立つ。西海岸からは小豊島、豊島、男木島、女木島がよく見える。こうして島から島を見ていると、「日本の多島海」の瀬戸内海を実感する。

20、宝生院の槙柏(しんぱく)
 土庄の町外れ、県道26号からわずかに入ったところに54番札所の宝生院がある。そこの境内の槙柏は樹齢1500年以上。根回り16・6mで日本一の槙柏といわれている。地上1mのところで3方に分かれている。槙柏はビャクシンとかイブキともいわれるが、地元の人はハクジュ(柏樹)といっている。

21、馬越
 県道26号で越える峠。峠の近くには巨大な白亜の観音像の「小豆島大観音」がある。取材日には強い南風が吹き荒れていた。馬越の南側、小豆島と四国本土の間の海は白く波立っていた。それがゆるやかな峠の馬越を越え、島の北側に出ると、小豆島と本州の間の海には波ひとつなかった。峠をはさんだ北と南の鮮やかな違いを見る。これが「峠越え」のおもしろさ!

22、沖島
 漁港のある小江の集落の目の前に浮かぶ小島。小江からは30分おきに渡船が出ている。片道100円。

23、道の駅 大坂城残石記念公園
 370年前の大坂城修築の際に切り出され、使われることなく残された40個の残石が見られる公園。ここの資料館(無料 9時~17時)は一見の価値あり。小豆島の地図上には丁場の位置が印され、石切りの道具類や運搬の道具類が展示。

24、灘山
 このあたりの県道26号沿いには巨大な石切り場が連続してつづく。まるで日本版のグランドキャニオンのような風景。ここは日本でも最大級の石切り場。

25、吉田温泉「ふれあいの湯」
 県道26号からわずかに入った小豆島オートビレッジ内の温泉(300円 15時~20時)。近くの吉田港の漁師さんたちが入りに来ていたが、湯につかりながらそれとはなしに聞こえてくる漁師さんたちの会話がおもしろかった。まさに小豆島の「ふれあいの湯」。

26、藤崎
 小豆島最北端の岬。家島諸島の島々がよく見える。ここが四国最北端の地。すぐ近くの小豆島最東端の金ヶ崎(絶好の釣り場)はよく知られているが、この藤崎は四国最北端なのにもかかわらず、地元の人たちにもほとんど知られていない。

27、寒霞渓(かんかけい)
 もともとは神懸山(かんかけやま)といっていたものが、香川出身の詩人、藤沢南岳(1842~1920年)の命名で「寒霞渓」となり、それが定着した。今では小豆島一番の観光地。妙義山や耶馬渓とともに「日本三大渓」といわれるほど。全山が燃える秋の紅葉が見事だ。寒霞渓には福田、草壁、土庄、大部と四方から登っていく道があるが、ロープウエイ(往復1250円 年中無休)に乗らないことにはその全貌を見ることができない。垂直に切り立った岩壁の間を抜けていくときは迫力満点。山頂駅には展望台がある。

28、星ヶ城山
 小豆島の最高峰(816m)であるのと同時に瀬戸内海の島々の最高峰でもある。山頂直下までバイクで行ける。星ヶ城園地の駐車場から東峰(816m)まで400m、西峰(804m)までは350m。1時間もかからずに東峰、西峰とまわれる。山頂一帯は中世の山城跡。バイクを停めて山道をちょっと歩こう。

29、小豆島八十八ヶ所めぐり
 四国の八十八ヶ所霊場めぐりの人気を受けて、「島四国」ともいわれる小豆島の八十八ヶ所めぐりをする人が増えている。スクーターで札所めぐりをしている人にも出会った。バイクを使えば2、3日でできる。八十八ヶ所の札所のうち30ヵ所が寺院で12ヵ所が山岳霊場、残りの46ヵ所が堂庵になる。

■食べものガイド■
1、手打ちうどん&にゅうめん
 小豆島は麺の本場。大部港前の食堂を兼ねた「ひさや」で泊まったが、夕食には手打ちうどん、朝食には素麺をあたたくして食べるにゅうめんが出た。おー、これぞ小豆島!

テーマ : 国内旅行    ジャンル : 旅行

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